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  • 執筆者の写真Nozaki

DIALOG IN THE DARK

先日、竹芝で開催されているダイアログ・イン・ザ・ダークに参加してきました。

日本眼科医会のメーリングリストで教えていただき、ずっと行きたかったので

お休みを利用して行ってきました。


真っ暗闇のエンターテイメント、見えない世界の体験です。

真っ暗闇の中を、聴覚と触覚を頼りに白杖を使って進むというグループワーク。

今は夏祭りをテーマに開催されていました。


私が参加した回は6人の参加者がいて、みんなでニックネームを決めます。

なにせ見えないものですから、積極的に声を掛け合わないと

どこに誰がいるのかわかりません。


中は光るもの(携帯、時計、金属類)すべて持ち込み不可。

したがって写真は一枚もありません。


初めて白杖を握りましたが、意外と握りやすく扱いやすくできているんだなと思いました。


地面が芝生のようになっていたり、”公園”と呼ばれる広場で音のなるボールを転がしたり鬼ごっこをして遊んだり、最後は輪投げやヨーヨー釣りもしました。


最初真っ暗闇に入って「進みましょう!」と言われたときは「無理だよ~!」と弱気なことを思ったりしましたが、白杖と手探りで周りに危ないものがないかを確認し、

積極的に周りの人を呼び合って前に進んだり、手を繋いだり、肩を持ったり

見えない世界は、見える世界よりも他人と仲良くなれるのかも。


最後に同じ回の参加者の方とお話をしましたが、

7回くらいは参加しているというリピーターの方、

仕事関係で「世界観が変わるから、家族で参加したほうがいいよ!」と勧められて家族で参加された方、いろいろでした。

人は情報の80%を視覚から得ていると言われるように、”見える”ことは非常に大事です。


職業柄「生きている間は見えなくなっては困る」と強い不安を抱えている方に多く出会いますが、外来でロービジョンの方にも出会うなかで、「見えない」=人生の終わりではないと思っていました。


一緒に参加されたリピーターの方がおっしゃっていましたが、

見えなくても、うちの中くらいなら勝手がわかっているし、

生活はできそうだと。

私も同じように思いました。


暗闇のエンターテイメント、

シーズンによってテーマが変わるので何回行っても楽しめそうです!


また暇を見つけて参加したいです。


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